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State of Testing report(テストの現状調査レポート)の味わい方

Last updated: October 31, 2019

State of Testing report(テストの現状調査レポート)の味わい方

辰巳敬三

State of Testing report ( https://qablog.practitest.com/state-of-testing/ )はPractiTest社のJoel Montvelisky氏とインドのTea-time with Testers誌発刊者のLalitkumar Bhamare氏の二人が2013年から始めた世界のテスターへのアンケート調査の集計結果レポートです。私は第一回のレポートから毎年、仲間と一緒に翻訳作業をして「テストの現状調査レポート」のタイトルで日本で紹介しています。今回このご縁で、このニュースレターに寄稿させていただくことになりました。

早速ですが、読者のみなさんは、"Weekend Testing"、"Mob Testing"、"Modern Testing"という用語を見て「あー、あのことね」とすぐにお分かりになるでしょうか? このレポートはアンケート回答を集計したものなので、集計結果や年ごとの推移のグラフから世界のテスターやテストの動向が分かるようになっているのは当然です。しかし、実はもうひとつ別の見方(味わい方)ができます。

翻訳作業をしていると「これは何?」という用語や英文が毎年いくつか出てきて頭を悩ませます。こういう時にはインターネットで用語を検索してヒットしたテストのBlogや記事を調べますが、私はこの過程で目新しい用語や表現からもテスターの新しい動きが垣間見えることに気付きました。これらの用語を調べることで海外のテスターが現在どういうことに取り組み始めているのか分かることがあるのです。

各年のレポートの翻訳で頭を悩まされた用語を以下に書いておきます。これらの用語は、集計結果のグラフや表の項目名、アンケート回答者が自由形式で書くコメントの中に現れたものです。

[2013年] Weekend Testing, Pair testing
[2015年] Test jumper, uTest
[2016年] Postman, 3-Amigos Sessions
[2017年] Mob Testing, Miagi-Do
[2018年] Unified Engineer, Modern Testing, Telemetry
[2019年] Geocoding, STPA

テストの現状調査レポートでは、このような用語について調べた結果を「翻訳チーム注」を設けて説明を書くようにしましたので、是非実際の翻訳レポートを読んでみてください。

気になった用語にこだわって深堀していくと、いろいろな気づきが得られると思います。私の最近の例を紹介しましょう。
アンケートでは回答者のプロフィールの一つとして「肩書き(職種)」を書いてもらっており、レポートでは肩書きの集計結果(分布)が示されています。2018年のレポートでは、この肩書きの中に"Combined / Unified Engineer"というこれまで見たことのない用語が出てきました。いろいろ調べた結果、アジャイルの進展にともなってチームの形が変化して、開発とQAを分けずに同じビジネスゴールを目指す一体化したチームが出現、そのチームに属するエンジニアのことを表す用語だと理解しました。ただ、訳語としては適切なものが思い浮かばず「一体化したチームのエンジニア」としました。
このような肩書きの変化は、組織構造や役割の変化を示すものと考えられます。毎年のレポートでの肩書きの名称の変化をみてみましょう(太字が新たに追加された肩書き)。

[2013年] Tester, Senior Tester
[2015年] Test Engineers/Analysts, Test Leads/Managers, Automation Testers
[2016年] Test Engineers/Analysts, Test Leads/Managers, Automation Testers, Test Architects
[2017年] Testers/Test Analysts, Test Leads/Managers, Automation Testers, Test Architects, Performance Testers
[2018年] Test Engineers / QA Engineers, Test Leads/Managers, Testers/Test Analysts, Automation Testers, Developers in Test / SDET, Test Architects, Test Coach, Combined / Unified Engineers
[2019年] (2018と同じ)

いかがでしょうか? テスターの中での専門職の細分化、SDETやTest Coachなど新しい役割、チームの変化に伴う新しい肩書きが年を追って出現しており、テスターの職種や役割が変化し続けていることが分かるのではないでしょうか。
このように新しい用語にこだわって深堀することで、テストの現状調査レポートをさらに「味わう」ことができると思います。読者のみなさんの一歩先を行く取り組みの一助としてテストの現状調査レポートを活用いただけましたら幸いです。

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著者について ニシ・グローバー・ガーグは2008年よりテスティングとアジャイルのコンサルタントであり、ソフトウェアライフサイクルテストのす べての段階での実地経験をもつトレーナーです。Agile Testing Allianceと共にさまざまなコースやトレーニングを実施し、テストコ ミュニティーイベントや会合の主催、カンファレンスでのスピーチ経験も多数。PractiTest公式ホームページ(英語)内のQAラーニング センター(https://www.practitest.com/qa-learningcenter/)で彼女による他のコンテンツをご確認いただけます。 すべてのテストをコントロールし可視化しましょう。今なら2週間のフリートライアルをダウンロードできます。
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